【保存版】家族みんなの医療費もOK?ワーママのための医療費控除のやり方

毎日仕事に育児に頑張る30代ワーママのあなた、医療費控除という制度をご存知ですか?

あまり耳慣れない言葉なので「なんだか難しそう」「手続きがややこしそう」と感じる方も多いですよね。

でも実は、知っていれば多く払った医療費が戻ってくるチャンスなんです!

そこで今回は、ワーママ向けに、医療費控除の仕組みややり方をわかりやすく解説していきますよ!

この記事が、毎日頑張るワーママのあなたのお役に立てばうれしいです♪

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医療費控除とは?ワーママが知っておきたい基本知識

医療費控除ってなに?

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告で所得税や住民税の一部が戻ってくる制度ですよ!

医療費控除の対象

・総所得が200万円以上:10万円

・総所得が200万円未満:総所得金額 × 5%

さらに、あなただけでなく生計を一にしている家族(夫や子ども、同居の親など)の医療費も合わせられるのです!

私だけだとそんなに病院にかかっていないけど、夫の歯科治療と子どもの通院を合わせれば対象になりそうです…!

病院での診察代や薬代のほか、出産費用、通院にかかった交通費(公共交通機関)、介護サービスなども対象になります。

ただし、確定申告しないと控除が受けられないので注意が必要ですよ!

医療費控除の対象になる人・費用・期間

医療費控除の対象になるのは、生計を一にしている家族の分までです。

また、意外と知られていないのが、通院の交通費も医療費控除の対象になること。

直接的な医療費以外に交通費も対象になるなんて驚きです!

ただし、バスや電車などの公共交通機関に限られ、タクシーは原則不可(深夜や緊急の場合は例外あり)です。

また、美容目的の整形手術や健康診断、人間ドックは対象外ですが、健康診断で異常が見つかったときの治療は対象になりますよ!

医療費控除の対象になる費用(代表例)

医師・歯科医師による診療・治療費

 病院やクリニックでの診察費、治療費

 虫歯治療や抜歯などの歯科治療費(美容目的のホワイトニングは除く)

通院に必要な交通費

 公共交通機関(電車・バスなど)の利用費(タクシーは原則不可※例外あり)

 小さな子どもの通院に付き添った親の交通費も対象になることがあります

薬局で購入した治療のための医薬品代

 処方薬や風邪薬、湿布など

治療や療養に必要な介護費

 介護保険対象のサービスで、医師の指示に基づく訪問介護や通所リハビリなど

入院に関する費用

 入院時の食事代、差額ベッド代(治療上必要と認められる場合)

妊娠・出産にかかる費用

 定期健診、出産費用、通院費、入院費、助産師による介助など

 流産や帝王切開などの治療費用

対象となる医療費の期間はその年の1月1日〜12月31日までで、翌年の確定申告で申請します。

医療費控除のやり方は3ステップで簡単!

ここでは、医療費控除の申請のやり方を3つのステップに分けて解説しますよ!

ステップ1:1年分の医療費をまとめる

まずはその年に支払った医療費を集計します。

医療費の領収書や明細書を1年分を保管し、まとめて計算しましょう。

エクセルで表を作って関数で集計する方法や、無料の家計簿アプリを活用するのが手早くておすすめですよ!

また、国税庁のサイトから「医療費控除の明細書」テンプレートがダウンロードできます。

この明細書があれば領収書の提出は不要ですが、5年間は保管義務があるので注意しましょう

▼医療費控除の明細書はこちらから!(国税庁のサイト)

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/1557_2.htm#a31

ステップ2:必要書類をそろえる

健康保険組合や共済組合から送られてくる「医療費通知(医療費のお知らせ)」があれば、それも保管しておきましょう。

また、生命保険や医療保険で受け取った保険金がある場合は、その金額を差し引かなければならなりません

そのため、保険金を受け取ったことがわかる書類も用意しておきましょう!

ステップ3:確定申告を行う

医療費控除は確定申告が必要です。

申告方法には、税務署の窓口に行く方法と、自宅からスマホやパソコンでe-Taxを使う方法があります。

混雑を避けれるので、マイナンバーカードがあればオンラインでの申告のほうがスムーズですよ!

また、国税庁の確定申告書作成コーナーだと、画面に沿って入力するだけで申告書が完成するので、初心者ワーママのあなたでも安心です♪

▼確定申告書作成コーナーはこちらから!(国税庁のサイト)

https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

ワーママが特に気をつけたいポイント3つ

医療費控除を申請する際に、ワーママが気をつけるべきポイントが3つあります。

・レシートがない:医療費通知があればレシートなしでも申告が可能。ただし、通知に書かれていない医療費は別途記録・保管が必要になります。

・申告を忘れていた:医療費控除は過去5年分までさかのぼって申請可能です。病院によく通っていた年があれば確認してみましょう!

・セルフメディケーション税制と一緒には使えない:家族で高額な医療費がある年は、セルフメディケーション税制よりも医療費控除のほうが還付額が大きくなる傾向にあります。

セルフメディケーション税制

対象の市販薬を年間12,000円以上購入した場合に、一定額が所得から控除される制度。

5年分さかのぼれるのはうれしいです!子ども2人を出産した年の医療費を調べてみようと思います♪



実例紹介!ワーママが医療費控除で得したケース

ここで、実際に医療費控除で得をした30代ワーママの例をご紹介します!

Aさん(30代前半/2児のママ)

第二子の出産で約35万円の費用がかかり、さらに上の子の通院費が年間で10万円近く。

結果、医療費控除により6万円近くが払い戻されました

Bさん(30代後半/1児のママ)

義母の通院費も家計から支払っていたため、家族全員分をまとめて申告。

生計を一にしていることが認められ、医療費控除の対象として還付が受けられました

このように、生計を一にしている子どもや義両親の分までまとめて申請すれば大きなリターンが得られる可能性がありますよ!

医療費控除を味方につけるワーママの工夫

医療費控除を手間なく活用するためには、日頃からの工夫がカギになります。

たとえば、医療費の領収書を年ごとにクリアファイルに入れて保管しておくのは、手間もかからず簡単にできる工夫です!

また、無料の家計簿アプリに医療費のカテゴリーを作って入力を習慣化するのもおすすめですよ!

さらに、払い戻された医療費は、そのままつみたてNISAなどに入れて将来の資産形成に活用すると家計に余裕が生れますよ♪

なるほど!お金が入ってくるとすぐ使いたくなりますが、つみたてNISAに入れれば効率よくお金を増やせますね!

▼こちらの記事ではつみたてNISAの基本や始め方について詳しく解説しているのでぜひご覧くださいね♪

まとめ

医療費控除は知っているだけで医療費が払い戻されて得をする制度です。

あなただけでなく、生計を一にする子どもや家族の医療費も対象になるのでぜひ一度見直してみてくださいね!

今回ご紹介した医療費控除のやり方などが、毎日頑張るワーママのお役に立てればうれしいです♪

おまけ:すぐに使える!医療費控除チェックリスト

  • 医療費明細は1年分そろっているか
  • 医療費通知は手元にあるか
  • 受け取った保険金を差し引いたか
  • 通院の交通費も記録してあるか



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